8月2日の千秋楽を終えたあと、観客席に、リンクに、これ以上はない笑顔が広がった。その笑顔は、フィギュアスケート・ペアの三浦璃来/木原龍一がプロデュースするアイスショー「THE DESTINY」の成功を象徴していた。
ワールドシリーズ(WS)3連覇を狙うドジャースはトレード期限前、2年連続サイ・ヤング賞の左腕タリク・スクバルを獲得するなど、野望達成へ向け、着々と足場を固めた。大谷翔平の「二刀流」復活こそ未定だが、故障で離脱していたブレイク・スネル、タイラー・グラス ...
空色のユニフォームを身にまとってから3シーズン目。2022年の1月に日本を離れ、サッカーの本場である欧州を舞台に戦ってきたタツこと坂元達裕は、地元のコベントリーで絶大な支持を得る存在だ。
若松詩子さんは日本スケート連盟(JSF)が主催する「ペア教室」で小学校時代の三浦璃来を指導し、木原龍一との「りくりゅう」誕生への礎を築いた。さらに高橋成美さんとマーヴィン・トランがペアを作る契機に関わるなど、近年のペア競技の躍進を支え続けた。
「明日のリンク代、レッスン代が払えるかなという不安がなく練習に集中させていただけたことがほんとうに大きかったです。何不自由なく練習させていただいたことがほんとうにありがたかったです」(木原) ...
世界の頂点を知る2人が指導すれば、日本のペア競技の強化は加速するだろう。2人の今後を歓迎しながらも、「同時に、環境面の整備が必要だ」と指摘する人がいる。元カナダペア競技の代表で、小学生の頃の三浦を指導した若松詩子さんだ。
2011年5月、星孝典は6年間プレーした巨人から、西武にトレード移籍した。宮城県名取市出身で、同年3月の東日本大震災で家族が被災者となった星にとっては心が揺れ動くなかでの移籍だったが、これが野球人生の大きな転機となったと話す。
「巨人の星」としてプロの道を歩みだした星孝典捕手。ルーキーイヤーは怪我で出遅れたものの、10月には一軍初出場を果たし、初安打もマーク。持ち味の強肩、堅守に加えてバッティングでも存在感を示し始めた。
実家に暮らしていた祖父母の安否は不明のままだった。引き裂かれそうな心を抱えたまま、星は二軍で練習を続けていた。3月19日、イースタン・リーグ開幕戦で先発出場したその夜、祖父の死亡確認の一報が入った。その3日後、祖母の死亡も確認された。
還暦をとうに過ぎているとは思えないガッシリとした体格のその男は、大勢の観客でごった返す試合直後の会場でも一際目を引いた。「あ、ブランさん!」誰かが声をあげると、黄色い声とともに大勢のファンが押し寄せ、写真撮影会が始まった。
決してハンドスピードが速かったわけではない。2ラウンドまでは足が止まる場面も目立っていた。それでも、3ラウンドになると目が覚めるような左のオーバーハンドで先制のダウンを奪い、最後は痛烈な右で相手陣営のタオル投入を呼び込んだ。
現役時代と変わらない若々しい姿で、元気に声を張り上げる。2023年に母校・東北学院大の野球部監督に就任し、今年で4年目。「大変なことばかりですよ」と口にしながらも、44歳の指揮官の顔には充実感がにじんでいる。